ラビドクロミス・カエルレウス
学名: Labidochromis caeruleus
原産: アフリカ マラウィ湖
体長: 8-10cm
繁殖: 容易
マラウィ湖に生息するムブナの一種。オレンジ色の体に背びれ,腹びれ,尻びれの縁が黒く,尻ひれが白くなるのが特徴。
ムブナの中では比較的温和な性格であるといわれていますが,やはりムブナはムブナ。
成熟したオスは攻撃的になり,特に繁殖期になると縄張りに近づく他の魚に対して激しい攻撃を加えるようになります。元々岩穴に潜む甲殻類や昆虫等を好んで食べる傾向がある種類なので他のムブナのように藻類を好んで食べることはありません。
真ん中がメス。両サイドがオス。オスとメスの見分け方は簡単です。メスはオスに比べて成長が遅く体が小振りです。成長するにつれオスの体色はオレンジ色に,メスは薄いレモン色になるので体の色で雌雄の判別が容易に出来ます。生後半年から8ヶ月目程度で繁殖が可能となります。
[写真3枚目] 産卵後3週間目の稚魚。ヨークサックがなくなる頃にはオレンジ色に色づいてきます。5週間目辺りから尻ビレが白くなり,背びれの縁が黒くなってきます。3週間目程度ですり潰したテトラミン位の大きさの餌であれば食べることができます。餌には特に不自由しません。
[写真4枚目]産卵後2-3日目。既に稚魚の原型が出来上がっています。
ヨークサックが巨大で玉乗りをしているような状態です。4-5日経つまでは動くことが出来る程度で自律的に移動することは出来ません。(普通はまだ母魚の口の中にいる状態ですが産卵直後に無理矢理吐かせて経過を観察したものです)。