ガラ・ルファ
学名:
Garra rufa
(Heckel, 1843)
コイ目コイ科ラベオ亜科ガラ属
原産国:
西アジア
(トルコ・イラン・イラク)
水質:
弱酸性~
弱アルカリ性
水温:
30度以上でも可
温泉で角質をとる魚の成れの果て
さかなのお宿に60cm水槽用のライトとコリ水槽にカーディナルテトラを買いにいった時に見つけた~正確には前々からなんだこいつと思ってはいた~魚を買って来ました。900円なり。温泉で肌を掃除する魚がいることは予てから知っていましたがそれがこいつのことみたいです。
アフリカン水槽に放り込んであったのでしばらく観察してみると他の魚にちょっかい出したり,出されたり,同じガラルファ同士でもちょっかいを出し合っているように見えたのですが,店長さんいわく「単に餌を探して動き回っているだけで気性は温厚」とのことでちょっかいを出しているわけではないようです。一見すると巨大なオトシンクルスのようにも見え,ガラス面をオトシンクルスのようになめまわしていたのでコケとりにも効果があるのかなと思ってたずねてみましたが,あまり期待できないとのことでした。うちの水槽は石巻部隊が夜中せっせと働いてくれているのでコケとり自体はどうでもいいんですが,見慣れない魚だったので好奇心から1匹だけ購入してみました。
「小さいうちは手を突っ込むと寄ってきてせっせと掃除してくれるけど大きくなると反応しなくなって,その成れの果てがこれなんですよ」とお宿の店長さんが言っていましたが,慣れの果てらしく地味な魚です。よく観察してみると口元に小さなヒゲが対になって生えていて時々コリドラスのように目玉をクリクリと動かしてなかなか愛嬌があります。
えさはアフリカンシクリッドと同じえさを食べてくれます。底に沈んだえさも食べますが,水中を漂うえさもなかなか器用に吸い込んで食べてます。アフリカンが食べない石や流木にひっかかった餌も食べて回っているので意外と掃除屋として使えそうな感じです。
ただゴールデンゼブラがガラルファに興味深々でガラルファの後をじっと付け回してガラルファが止まると数秒間間合いをおいてつっついて遊んでます。ガラルファがストレス負けしなければいいのですが。