2009年7月13日月曜日

巨星墜つ


我が家にやってきて以来ずっとボスの座に君臨していたゴールデンゼブラモドキ(縞の数や体の色合いから何かとのハイブリッド個体)がお亡くなりになりました。体色が黄色に変化した後も背びれが夏の空のように澄み渡った青色で綺麗だったのが印象的な個体でした。他の魚も大きくなるにつれてこれまでの圧倒的な強さはなりを潜め,最近では他の魚の縄張りに近づき威嚇されると威嚇し返しつつ自分の巣に戻るようになっていたので丁度パワーバランスがかわりつつある時期だったのかもしれません。水槽の中でケンカが発生するとこれが真っ先に飛んで行きくるくると回ってケンカをしている魚を蹴散らして,いわば水槽内の保安官のような役目を果たしていただけに今後アフリカン水槽の治安悪化が懸念されます。

繁殖で発情している普段はやられ役のL.カエルレウスにケンカをふっかけたところ返り討ちにあってしまったようです。腹部に集中攻撃を食らったようで腹部のウロコが剥離し肛門付近を中心に噛みつかれた痕が残っていました。腹部の損傷が致命傷となったようです。たった2時間程度での出来事です。そのカエルレウスとペアになっていたと思われるメスが2ヶ月ぶりに卵を咥えていたので多分産卵中だったんだと思います。産卵する方もきっと必死だったんでしょう。

合掌。